心に残ったモーニング娘。こぶしファクトリーの歌詞を語る

ハロプロ

  

はじめまして、ハロプロファンの「はじまり」です。

今回はずっと書きたかったモーニング娘。とこぶしファクトリーの好きな歌詞について一ファンとして好き勝手語っていきたいと思います。

ハロプロに興味のない方も、曲の歌詞をあまり気にしないという方も気軽に読んでいただければなと思います。

それではどうぞ、

 

モーニング娘。編

愛しい人が正直でした 全てを受け止めようと感じました THAT’S ALL RIGFT!

こちらはモーニング娘。のザ☆ピース!

皆さんも一度は聞いたことのある楽曲だと思います。

そしてこの ザ☆ピース!はモーニング娘。の黄金期と呼ばれる時代の中で個人的ナンバー1ソングです。

なのですが、この曲の歌詞は全体を通して平凡です。

意味はないけどコンビニが好きだったり、英会話スクールに入ったはいいものの行けてなかったり。なんならHAHAHAと笑っちゃってます。

ですがこの平凡さがいいのです。

「愛しい人が正直でした 全てを受け止めようと感じました THAT’S ALL RIGFT!」

曲を締めくくる最後の一文。

私は恋愛に疎いのですが

「そうだよな~愛しい人が正直なだけで全てを受け入れようと思えるし、THAT’S ALL RIGFT!になるんだろうな~」

と何故か納得させられ心にすっと馴染みました。

 

生きる為に泣いている赤児(あかご)のように 生まれたての純粋な心であれ

モーニング娘。のみかんという楽曲です。

とにかく明るくてメッセージ性のある楽曲で、サビのメロディーと歌詞が刺さります。

成長とともに世の中の酸いも甘いも経験していくわけですが、そんな中でも純粋な心を忘れない。

簡単に言えることですが実践するには難しいですよね。

生きる為に泣いている赤児のようにという歌詞の清らかさとまっすぐさ。

純粋無垢な赤ちゃんの生きる姿を自分を鼓舞するたとえに使う強さ。

一度きりの人生を心から愛そうと思えます。

 

  

小意気な歌を 歌う事が 僕の生き甲斐

モーニング娘。のブラボー!という楽曲です。

私は平凡だけど幸せが詰まっている歌詞に惹かれる傾向があるようです。

この曲は溢れんばかりの多幸感が魅力なのですが、その中でもこの歌詞は心の琴線に触れるというかなんというか…

大人になるほど自分の中に特別を求めて焦ることもあると思いますが、そんな時に小意気な歌を歌う事が僕の生き甲斐だと声を大にして歌ってくれている。

「生き甲斐はそんなに特別な事じゃなくてもいい。」そう思える歌詞です。

とにかく今日を楽しいと思えるように。 

引っ込み思案な君、ちょっと投げやりな君、健気な君、どんな君でもありのままの自分を愛する勇気をもらえます。

 

 

電話のない日があった あの頃からね多分 私だから許すけど もう泣かさないで

モーニング娘。のAS FOR ONE DAYという楽曲です。

打って変わって大人の恋模様を感じる歌詞。

なんだかこの歌詞だけで、毎日電話をするほど愛し合っていたのにあの日から距離が生まれて今は終わりを感じている。

そんなことが分かりますね。

そしてそして「私だから許すけど」の後の「もう泣かさないで」という歌詞

 

泣いてたんかい!

 

そう思わずにはいられませんでした。

あの日に見当がついていてもどうすることもできなかったんだなと、強がりと悲しさが詰まった歌詞だなと思いました。

…毎日電話をするってすごいですね。

 

 

I Love youを今日もまた優しくささやいた二人の現実が真実となるように

モーニング娘。の君さえいれば何も要らないという楽曲です。

この曲の歌詞を読むと、まるで短編小説を読み終わったかのようなそんな気持ちになります。

そしてこの歌詞は2番のサビ終わりの一文なのですが、意味を理解するのに一番時間がかかった思い出深い一文です。

まず、この曲には二人の人物が出てきます。

歌詞の中で恋や愛、挫折や孤独を知って自分のスケールを悟って、それでも二人は誓いあい強く抱きしめあいます。

なるほど二人は恋愛関係にあるのかな?

君さえいれば何も要らない。

この娘の笑顔を誰も奪っちゃだめ。

年齢を重ねても愛は変わらない。

そう言っているにも関わらず登場するのがあの歌詞

「I Love youを 今日もまた優しくささやいた 二人の現実が真実となるように」

 

「今日もまた優しくささやいた」の「また」は何を意味するのか、二人はどういう状況で何を願っているのか

そもそも第三者の私が二人の真実に答えを出そうとすること自体正しいのか…

なにをもって現実を真実とするか。

私が歌詞の意味を考えるようになったきっかけでもある一文です。

 

 

WOW WOW WOW みんなロンリーBOYS&GIRLS

モーニング娘。のここにいるぜぇ!という楽曲です。

「アイドルといえばモーニング娘。」

そのプライドを感じさせるとてもパワフルで明るい楽曲です。

この歌詞は曲の最後にメンバーとファンが一緒になって歌う盛り上がるパートです。

歌詞の良さに気が付いたのは

「ロンリーってなんて意味だっけ」

と何気なしに単語の意味を調べたときでした。

(当時の私には驚くほど学がありません)

調べてみるとロンリーとは孤独な、ひとりぼっちのという意味があるそうです。

 

「WOWWWOWWOW 

 みんな孤独な男の子女の子」

 

パワフルな曲の中にとんでもない歌詞。

全く気が付きませんでしたし、今まではただただ楽しんで歌っていた歌詞の重みとそれをメンバーが歌ってくれていることの凄さを感じました。

なんなら曲のタイトルはここにいるぜぇ!です。

…好きになるしかないでしょう。

 

 

悲しみのない星では愛し合えないだろう? 僕たちは誰彼も憎む必要はない

モーニング娘。の雨の降らない星では愛し合えないだろう?という楽曲です。

こちらはバラード調のしっとりとした名曲。

ありがちといえばありがちな歌詞ですが「誰彼も憎む必要はない」という歌詞が個人的に刺さります。

思春期だったり仕事がうまくいかなかったり、

誰にでも人や世界が憎く思える時期ってあると思います。

しかし憎んだところでいい事は何もないし…でも憎まないとやっていけない事もあるし…生きるって難しい…

生きていく中で傷つけ傷つくことは必然です。

同じ出来事で心折れる人もいれば成長する人もいる。

個人的に「もう誰にも何にも憎むことがないように」と意識している節はあるので尚更心にくるものがありました。

悲しみのない星では愛し合えないだろう? 僕たちは誰彼も憎む必要はない

少し咎めるような、だけどどこまでも優しく寄り添ってくれるような。そんな一文です。

 

 

今夜の涙の種類 ねえ なんだと思う?   ねえ わかるかしら? わかるわけもないか

モーニング娘。の邪魔しないでHere We Go!という楽曲です。

畳みかけるような強い歌詞。

個人的解釈では別れた後に未練を捨て、強く歩みだそうとするお話しです。

「やっと明日は笑えるの 心から」という歌詞も印象的です。

何を言われても振り返らない。

後ろ髪は引かれない。

「わかるわけもないか」と相手を突き放すような、絶対に未練は残さないという強い意志が伝わってきます。

それだけ涙する出来事があったんですね。

歌詞の話からは逸れますが曲の最後に歌とダンスとメロディーのリズムが「!??」となる部分が出てきます。聞いたことのない方はぜひ聞いていただきたいポイントです。

そしてMVの2:00頃、石田亜佑美さんのほんの一瞬の不敵な笑みが大好きです。

 

こぶしファクトリー編

おとぎ話なんてさ まるで信じないけど どんな不幸も将来 笑い飛ばせるって信じたいか

こぶしファクトリーの亀になれ!という楽曲です。

実は一番にも同じような歌詞が出てきまして

「おとぎ話なんてさ まるで信じないけど  なんで自分は絶対 ハッピーになれるって信じてるんだろう?」

私より可愛いあの子、賢いあの子、でも自分には出来ないなら出来ることを極めればいいじゃない!そんなことを歌ってから出てくる歌詞です。

自分のポジティブさにちょっと我に返っているような感じですね。

それを経て二番で登場するのがこの歌詞。

「おとぎ話なんてさ まるで信じないけど どんな不幸も将来 笑い飛ばせるって信じたいから」

一番では疑問形だった歌詞が二番で前向きな希望をもった歌詞に変わります。

「笑い飛ばせるって信じたいから」

この部分いいですよね。

歌詞の中の子は「笑い飛ばせるって信じたいから」であって

「信じているから」ではないんです。

今はまだ自分より優れている子に対してうまく気持ちを切り替えれていないし、信じられないけどどんな不幸も将来笑い飛ばせるって信じたい。

だから今は絶対ハッピーになれるって信じてる。

希望に対する切実さが心にしみます。

 

 

だから 焦らず 腐らず 愚痴らず 止まらず 最後に笑える亀になれ!

なんとこちらもこぶしファクトリーの亀になれ!です。

最後に笑える亀になれ!の一文で察する方もいるかもしれませんがこの曲はウサギとカメのお話に例えられています。

実はこの歌詞、前に挙げた

「おとぎ話なんてさ ~ 信じてるんだろう?」に続く歌詞なんです。

ここでは進むべき道やすべきことを力強く教えてくれています。

楽曲自体めちゃくちゃ熱いのですが歌詞の中の私という人物はとにかく前向きです。

あの子よりのろまで不器用で、だけど時間をかけてやっとできた。そこに人生の愉しさを見出そうとしています。

ウサギにはなれなくても!

最後に笑える亀になれ!

落ち込んだ気持ちを塗り変えてくれるような素敵な歌詞だと思います。

 

 

大切なのは勝ち負けじゃない 価値あるものを生み続けること

こぶしファクトリーのドスコイ!ケンキョにダイタンという楽曲です。

忘れがちだけどその通りだなと思います。

それこそブログでも目に見えて分かるのは勝ち負けや優劣ですよね。(収益やPV数だったり)

自分は書くことに価値を見出していても収益化を促す勧誘がきたり、○○を増やす必勝法!なる話がきたり、もちろんそれに大きなメリットがあるからですが。

周りの評価で自分の意思がぶれるというのはなにも珍しい話ではありません。

そんな中でもいかに自分を見失わずにいられるか。

なにを重視するかは個人の自由ですから、結局自分にとって価値あるものを生み続ければいいと思える歌詞でした。

 

 

心の積乱雲を掻き分けていくぞ びしょ濡れだって良いさ 語るは青春 目指すは青空

こぶしファクトリーのシャララ!やれるはずさという楽曲です。

「語るは青春 目指すは青空」

語呂もいいですし、底抜けに明るくて口に出したいフレーズです。

しかし心には積乱雲。

積乱雲とは大気の状態が不安定な時に発生し、激しい雨や雷を伴うこともあるそうです。

ただ事ではありませんね…

それでも掻き分け上を向こうとしている。

あくまでも語っているのが青春であって目指しているのは青空だなんて…

なんかもう眩しいですね。

雨上がりの 一面に水たまりや雨の跡が残っていながら顔を出した太陽の光で空も地面もすべてがひっくり返るような、

すべてが眩しく反射して輝いているような、

そんな情景が浮かびます。

もはや映画が一本つくれそうな勢い。

楽曲自体も素晴らしいですがこの歌詞は特に好きです。

 

 

ここでいいよ もう見送らないで

こぶしファクトリーの青春の花という楽曲です。

解散前に「スタートライン」と一緒に公開されたファンにとっては泣ける一曲。

冒頭から、歩ませてくれてありがとう。見守ってくれてありがとう。と歌詞の通りたくさんのありがとうをファンは受け取り「こちらこそ…!!」と胸が熱くなります。

そこで放たれる

「ここでいいよ もう見送らないで」

今までありがとうという美談で終わらない。

そこに確かな別れを実感して私の涙腺は崩壊しました。

歌詞はもちろんのこと、このパートを歌う野村みなみさんの歌声もいいですよね。

研修生時代の可愛らしい歌声とも、こぶしファクトリーとして培った深く響く歌声ともまた違い優しくはかない歌声。

その声で「ここでいいよ」なんて言われてしまえば色んな意味で心に刺さります。

コロナ渦に行われた東京ドームシティホールでの無観客ラストライブ。

こぶしロスは続いていますが彼女たちのこれからを心の底から応援しています。

 

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回は歌詞についてのお話しでしたが曲を聴くときちょっと意識を向けてみるのも面白いと思います。

歴史も長く楽曲の幅も広いモーニング娘。

聞けば聞くほど心に響くこぶしファクトリー

ハロプロには他にも魅力あるグループがたくさんありますし世の中は音楽であふれています。

今回の記事が音楽を楽しむ何かのきっかけになれば幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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