LGBTQってなに?基礎から学ぶ用語確認

LGBTQ

はじめまして、LGBTQ当事者の「はじまり」です。

今回は改めてLGBTQが意味するものは何なのか、簡単な用語確認をしていこうと思います。

以前に比べて世間や企業でも認知されだしましたが「よく分からない。」そんなこともあると思います。

  • 最近LGBTQに興味がある
  • 改めて言葉の意味を確認したい

 そんな方におすすめの内容です。

最後の章ではLGBTは知ってるけどLGBTQとは何かという種類の広がりにも触れようと思います。よければ最後までお付き合いください。

性を表す4つの要素

まずはじめに、皆さんは性を表す4つの要素をご存じでしょうか?

それは身体的性、性自認、性的指向、性表現の4つです。漢字ばかりで嫌かもしれませんが内容はとっても簡単です。LGBTQを知る前におさらいしていきましょう。

♦身体的性

これは言葉の通り生れもった体の性です。

体は女性で心は男性➡この場合、身体的性は女性になります

♦性自認

心の性と言ったほうが分かりやすいかもしれませんね。「男なのか/女なのか」「どちらでもないのか」自分の性をどう認識しているのかが問題になります。

中性、無性、両性、不定性など性別が男女に限らない事だけ注意しましょう。

男女以外の性についてはこちら➡当事者だけどわからない…だけど知ってほしいXジェンダーのあれこれ!

♦性的指向

これは好きになる性や誰に性的魅力を感じるかを意味します。

自分は男性で女性を好きになる➡性的指向(好きになる性)は女性ということですね。

ここで注意すべきなのは

ひとつの性のみに惹かれることもあれば、複数の性に惹かれたり、そもそも性別など関係なかったり、誰も好きにならなかったり、性的指向は様々ということです。

どんな人を好きになってもおかしなことではないのです。

♦性表現

これはどんな自分であろうとするか、それをどう表すのかということです。

自分は男性で男性の服を着る、自分は女性だけど男性のように振舞いたい、自分は無性だけど洋服は女性的なものを着たいなど、自分の性をどのように表現するのかを表す言葉です。

性表現には、言葉遣いや立ち振る舞い、洋服などが含まれます。

以上4つの要素をもってその人の性が構成されます。

 

決して難しいことではなく自分はどんな性で生まれ、どんな性だと認識し、どんな人を好きになり、どんな自分(性)であろうとするのかそれだけなのです。

一方でこの要素が一気に幅広くなったことで混乱が生まれたようにも思います。

ただ、理解できなくともその人がどんな性であってもおかしなことではないということです。

以上の事を踏まえてLGBTQの確認に移りましょう。

LGBTQってなに?

LGBTQとはレズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クエスチョニングの頭文字からなる言葉です。

それぞれの言葉の意味を確認していきましょう。

♦レズビアン

「自分は女性で、好きになるのも女性」という人を指します。

♦ゲイ

「自分は男性で、好きになるのも男性」という人を指します。

♦バイセクシャル

「自分は男性(女性)で、男女どちらも好きになる」と言う人を指します。日本語だと両性愛者といいます。

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが自分の性別に関係なく男女どちらにも性愛感情が向くひとのことをいいます。このとき対象に中性は含まれません。

♦トランスジェンダー

「からだの性とこころの性が一致しない人」を指します。

自分自身や性別を伴う日常生活との不一致により苦しむ人が多いです。

芸能人だとはるな愛さん、KABA.ちゃんさん、佐藤かよさんがあげられます。

♦クエスチョニング

「自分の性が分からない、意図して決めていない」と言う人を指します。私もこのセクシュアリティに属します。

定義がかなり曖昧なのも特徴です。

 

ここで重要になってくるのがレズビアン、ゲイ、バイセクシュアルは性的指向(どんな性を好きになるのか)

トランスジェンダー、クエスチョニングは性自認(自分の性をどう認識しているか)を指しているということです。

LGBTQとまとめられていますが意味していることがすこし違うことを覚えておいてください。

LGBTからLGBTQ(IA)への広がり

ここからはLGBTから広がったジェンダーについて少し触れてみようと思います。

そもそも「LGBTは聞いたことあるけどLGBTQってなに?」そんな人もいたのではないでしょうか。

ここで知っておきたいのはLGBTとは男女に限った問題である事LGBTQとは男女に当てはまらない問題も含まれるということです。

レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーはいずれも、好きになる性や自分が感じている性が男女どちらかに限られますがLGBTという言葉の広がりとともに、「自分はそのどれにも当てはまらない、自分は何者なんだ」という人が現れ始めます。

例えば

  • 体は女性、心は無性、性的指向は女性=レズビアン?
  • 体は男性、心は不定性=自分は男女のどちら?

考えれば考えるほどLGBTに当てはまらないぞ、という人たちです。

そこで現れたのがQ(クエスチョニング)という言葉です。

「男女どちらにも属さない」この存在がジェンダーの幅を大きく広げました。そんな人もいるんだなという認識で大丈夫です。

他にも性の多様化を表すためLGBTQIALGBTsLGBTQ+という言葉もあります。

私はLGBTQという言葉を使っていますが、もちろんそれ以外のセクシュアリティもあるわけで…それについては別の記事にまとめようと思います。

性の多様化に否定的な意見があるのもどこまで多様化を認め、どこまで理解できるのかが問題になってくるのでしょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

私も調べれば調べるほど見つかる性の多様化に何度も頭を抱えました。

多様化が必ずしもいいこととは限らないかもしれませんが、どんな性をもつ人も否定していい理由にはならないのです。

この記事が少しでもLGBTQの理解につながったのなら幸いです。

ありがとうございました。

コメント

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